YW動画(12)広くないグラウンドの撮影
両翼が80m程度やそれ以下のグラウンドでやることも多い。今回はうちのチームでよく使うファウルグラウンドも含め広くないグラウンドでの基本的な撮影方法
最近はこの11台での撮影が多い
A)出来るだけグラウンド全体をカバーするアングルA
B)キャッチャーの右斜め後ろからのアングルB
C)キャッチャーの左斜め後ろからのアングルC
D)Bと同じ三脚につけライト方面を狙うアングルD
E)Cと同じ三脚につけレフト方面を狙うアングルE
F)一塁ベース付近をズームで狙うアングルF
G)二塁ベース付近をズームで狙うアングルG
H)三塁ベース付近をズームで狙うアングルH
I)ホーム後ろを狙うアングルI
J)ベンチを撮影するアングルJ
K)その日の思いつきのアングルやハンディーなどで撮影するアングルK
の11台(汗)
次に上記アングルを一つずつ解説。
( )内は編集時につけるアングル名
①アングルA(全体)
ファウルグラウンドが狭いと、フェアグラウンドまでの距離が短いのでビデオカメラやiPhoneでグラウンドを広くカバーするアングルは広いグラウンドの時以上に厳しい。
ただこれもアクションカメラのWIDEモードだとバックネットにカメラが設置できる場合は1台でグラウンド全体がカバーできてしまう。
このアングルは出来るだけ高い位置につけるのがポイント。
グラウンドが狭いとボール直撃の心配があるのでこのアングルは非常にリスキー。保護カバー的なものもあるのだがバックネットの網の大きさの関係でつけられないことが多い。
なのでボールがこのカメラの方向に飛ぶと内心ヒヤヒヤする(汗)
②アングルB、C(メイン、サブ)
この2つは一番使うメインになるアングル。
だいたいアングルの両端が審判がギリ入るくらいから二塁ベースが入って少し余るくらいに三脚で設置。
ただキャッチャーとの距離が遠い審判は映ってないことも(汗)
このグラウンドではBをメインに使うことが多く、Cはランナーが一塁にいる時などに使う。
ランナー一塁の時のアングルCはピッチャー、バッターだけでなく一塁ランナーも収まるので牽制球や盗塁時のランナーのスタートからキャッチャーのスローイング、二塁ベースでのタッチプレイまでアングルを切り替えずにそれなりに見やすい映像になるがよい。
広いグラウンドの撮影
https://whales.yokohama/?p=543
で紹介したメインのアングルみたいに見やすくするためにズームをして一塁ベースまで入ってない場合、牽制球は編集時には面倒なのでアングル切り替えまではしないことも多い(大汗)
なので牽制や盗塁のスタートが見たい人にもいいアングルだと思う。
③アングルD、E(セカンド、ショート)
このグラウンドで野球動画を撮るだけなら本来アングルB、Cがあればいい。
ただこのように三脚で設置する場合は高さがあまりないので手前にいるキャッチャーや審判の位置取りなどでプレーに被って映ってない場合がありグラウンドの左側半分をBとE、右半分をCとDというようにそれぞれを2台ずつ違う位置から撮ることでもう1台のカメラで手前にいる人が被って見えないプレーを見ることができる。
そしてBとD、CとEを同じ三脚に設置するのでどちらかの三脚が何かしらのアクシデントで倒れたりズレたりした時、プレー中で三脚を直しに行けない場合ももう一つの三脚がフェアグラウンドはカバーしているので保険にもなる。
ちなみにDとEのアングルはマウンドをギリギリ端に入るくらいに合わせるようにしている。
④アングルF、G、H(一塁、二塁、三塁)
これ以降はおまけアングル的ですが、あることでこの画角内のプレーなら見やすかったり楽しくなるアングル。
各塁をズーム気味に取ることでベース上で起こるプレーやその向こうの外野手のプレーもそれなりに大きくなるので見やすい。
⑤アングルI(ホーム)
キャッチャーの後ろは死角になりやすいのでそこを狙うために置くようになったアングル。
ただこのアングルに使ってるカメラの画角が広めなのでライト側のファウルやホームインしてベンチに戻る選手の喜ぶシーンにも使用。
⑦アングルJ(ベンチ)
そのままですがベンチの映像。
⑧アングルK(フリー)
プレーをしていない時はハンディで撮ったりもする。
最終的に撮ったがほとんど使わない、という日もある。
(つづく)