YW動画(49)お願い
野球場での撮影なのでボール等が当たったり強い風が吹いたり三脚に引っ掛けたりでカメラの向きや位置がずれることはどうしようもありません。
ただカメラによってはミリ単位で画角を調整しているものがあって、気付かないままになってしまうと後の編集で苦労したり全く使えなくなったりします。
チェックができるものは試合中に動作確認をしには行きますが、バッテリー切れをしていないかとかの大雑把な確認になるので細かい画角のズレは気付きにくく、そのままになってしまうことがあります。
この映像は3台カメラをつけている三脚がズレた瞬間の映像です。
大したことないように見えるかもしれませんが1台づつ確認してみましょう。
まずは左上のカメラから
このカメラはライト方向を4Kで撮影していて右方向に飛んだ時にはまずこのカメラの映像をチェックします。4Kなのでクロップをしても使える重要なカメラです。
ホームベースと三塁ベースをギリギリ入るようにセットしていて、こういう目印になるものが見る側の基準になります。
ズレた後は完全に三塁ベースが見えなくなりました。
次は右上のカメラ
これは一塁側ベンチからライトポールまでのファウルゾーンを中心の画角です。
一塁線付近のプレーやファウルフライ、ベンチに戻るシーンに使います。
これはわかりやすいライトポールを目印にアングルを設定しています。
ズレた後は完全に見えなくなりました。
ベンチとキャッチャー後方だけを狙ってるならこれでも問題はないですが(汗)
最後はピッチャーカメラ
この日はイベント的な試合だったのでいつもはあまり撮らないピッチャーを大きく狙ったアングル。
これはがっつりズレてしまい、完全にピッチャーは画角から消えライトの上半身だけになりました。
気付くまでは全く使えませんでした(汗)
多めの台数で撮ってるので多少ズレても他のカメラで試合の映像としては問題なくカバーできるようにしてはいるのですが「こっちが使えたらもっと見やすかったのになぁ」とかは多々あります。
ホエールズチャンネルの動画は不特定多数ではなくその試合でプレーをしているチームメイトやその日参加できなかったチームメイト向けにダイジェストではなく出来るだけ試合全体を余すことなく尚且つ見やすいようにを心がけて作っています。(試合数も多くあくまでも出来る範囲でですが)
ということでもし「カメラがずれたかも?」と思ったら撮影班にお声掛けしてくれるととても助かります。